モックアップの重要性
2021年6月から7月にかけて某グローバルホテルのモックアップ(モデルルーム)を経験しました。本番のホテルで採用される様々な仕様の物がモデルルームとして建築されます。最終的に決定されていない仕様のものは2つほどの案が提案されていて、両方の仕様が展示され、ホテルの決定権者が来て、判断をします。
私達のインターレルも黒と茶色のガラスパネルが取付けられて、下見をしてもらった後に、黒色が決定されました。その他、ベッドサイドパネルも縦型と横型が作成されて、こちらも最終的に横型を選択してもらいました。モックアップを経験して、本当に良かったことをざっとまとめてみると、大体以下のような内容になるのかなと思いました。
- 色味、縦型横型、手触り感などを実際に作成して見て、触り、操作等してみることでリアルにホテルでの運用を実感できる。
- 特に、インターレルとしては、TAG2と言われるサーモパネルの人感センサーの感度に対する厳しいチェックが入り、最終的にリビング部分に追加のモーションセンサーを設置することになり、サーモパネル付属の人感センサーは無くす方向になりました。
- 調光などの設定をRCUに入れて、LED調光をクライアントに見せることにより、照明の変化を見せることが出来た。
- ウェルカムモードの照明もどの照明を点灯させるのかをクライントと一緒に実際の照明の明かりを見ながら選択できた。
- ガラスパネルのアイコンの照度を下げてもらったり、点灯している時間を長くしたり、短くしたりを実際に見てもらうことが出来る。